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硬い地盤へのスクリュー杭打設

当社が施工に扱っているボーリングマシンは、硬い地盤へのスクリュー杭打設も得意としております。

スクリュー杭の打設で、施工現場の地盤が硬い場合、なかなか打設することができなかったり、折角のスクリュー杭基礎が破損してしまうことがあります。

ジオリゾームでは、全国でスクリュー杭の打設で行っておりますが、地盤が硬い現場から、柔らかい現場まで色々な現場がありました。あくまで経験に基づくものではありますが、地盤の硬いor柔らかい地域についてご説明いたします。

地盤が硬い地域

近くに河川があり、石がゴロゴロしている

近くに河川があり、石がゴロゴロしていたら、その土地には、きっと石や礫があります。スクリュー杭の打設時には注意や対処法を考える必要があります。

城や寺院などの古い建物がある場所

城や寺院などのように、古い建物がある(あった)場所は、地盤が硬いことが多いです。

今までに経験した場所としては、
・京都市全域(京都府全域)
・姫路城がある兵庫県姫路市
・熊野本宮大社がある和歌山県新宮市
・伊勢神宮がある三重県伊勢市
などが、特に硬い地盤でありました。

離島地域、島嶼部所

離島地域、島嶼部は硬いです。例えば、淡路島はとても地盤が硬いです。波の浸食にも耐えたということは、石や岩盤が多く地質が頑強であることを意味します。

地盤が柔らかい地域

田んぼ

田んぼは基本的に地盤が柔らかく、長いスクリュー杭や大羽付きスクリュー杭を使用することが多いです。

しかしながら、必ずしも地盤が柔らかいとは限りません。田んぼの柔らかい地層は表面の50cm程度の部分だけその下には土壌や水が流れ出ないようにしっかりとした硬い層が形成されていることもあるからです。特に川の近くや昔そうであった場所、地名に河や川、岩や石とついた土地は田んぼの下には石を敷き詰めてあったりとスクリュー打ちが困難な場合が多いです。

陶器類の名産地

陶器類の名産地となっている地域は主に粘土質です。信楽焼きなど、陶器が有名なところは、原料の粘土を確保するために粘土質の地盤が多いのです。

今回5つ、大まかにまとめさせては頂きましたが、あくまで参考、という事で何卒ご了承ください。

硬い地盤への無理矢理なスクリュー杭打設は禁物です!

スクリュー杭打ちを行う現場の地盤が硬いと施工が困難になることがあります。地中に石などの障害物や岩盤があるとスクリュー杭が打ち込めずに、ひどい時にはスクリュー杭が変形や破損してしまうことになります。

だからといって、スクリュー杭工法が全くもって不可能というわけでもありません。現場となる土地の状態によっては、対応できたり難しかったり様々なケースがあります。スクリュー杭を打ち込む施工前に、現地調査で引き抜き試験等の事前試験を実施する事により、硬い地盤の現場にも対処できる適切な施工方法を提案、行うことが可能になります。

∗場合によってはスクリュー杭打設による工法をすすめられない現場もありますが、代替案などの対応策も検討させていただきます。

アイコンスクリュー杭打設の事前試験について

絶対にやってはいけない無理やりな打設のやり方3つ

地盤が硬い現場では掘削とスクリュー杭打設にかなりの時間と労力を強いられることになります。一般的なユンボの場合、N値(地盤の強度を表す数値)が15以上になれば、打設困難です。硬い地盤でスクリュー杭が打設できず、仕方なくコンクリート基礎に変更すると大幅に金額が上がってしまいます。

スクリュー杭さえちゃんと打設できれば、施工の目処もだいたい立ってきますが、最もやってはいけないことは、無理矢理にでも打設してしまうことです。スクリュー杭打設で実際にありがちな無理矢理な打設のやり方について3つご紹介します。

やってはいけないスクリュー杭打設
  1. スクリュー杭の長さが明らかに現場に見合っていないものを使用している
  2. 地中障害によって杭がずれた、または斜めに傾いてしまったのにそのまま無理矢理に打設してしまう
  3. 硬くてよく締まった地盤へ、無理矢理にスクリュー杭を回転させて入れてしまう

①~③について詳しく紹介しますと、

  1. スクリュー杭の長さが明らかに現場に見合っていないものを使用している
  2. 高低差を把握できていない場合や、造成などで現地の状況が変化した場合によく発生するケースです。杭のねじ部分が見えてしまうことや、必要以上に根入れしてしまっていることも少なくありません。根入れが足りていないのは単なる設計ミスですが、「不安だし、なんとなく長めの杭を使っておく。」などのご要望もお客様からよく耳にします。しかし、硬い地盤で必要以上に根入れするのはかえって逆効果です。

    その理由が、②・③の項目です。

  3. 地中障害によって杭がずれた、または斜めに傾いてしまったのにそのまま無理矢理に打設してしまう
  4. 杭打ちで、地中障害にあたることがありますが、その際の対応によって後々の工程に大きな影響を及ぼします。打設さえすればいいというものではありません。杭がずれていたり、斜めになっていたりすると、設置する架台の足がしっかりと取り付けできずにずれたり、架台が傾いてしまいます。

  5. 硬くてよく締まった地盤へ、無理矢理にスクリュー杭を回転させて入れてしまう
  6. よく締まった地盤では、杭が地盤にかんでしまい、途中で回転しなくなることがあります。それを無理に入れようとすると、杭のねじ切れなどが起こってしまいます。最悪なのは、杭を無理矢理入れて、地中の中でスクリュー杭の羽がすべて取れてしまっている状態のまま施工が終了してしまうことです。土の中までは確認できませんので、本当に支持力を保持できているのかは、強風などで架台が吹き飛ばされた後にしかわかりません。

硬い地盤へのスクリュー杭打ちには、まず先行掘削

上のように「変に杭を打設してしまい、架台を載せる際に余計な時間と手間がかかって、結局また杭を打ち直したので、費用も余計に重なってしまった。」などの声もよく耳にします。このような問題を避ける為には、硬い地盤へのスクリュー杭打ちにはボーリングマシーンによる先行掘削が有効です

スクリュー杭の羽がしっかりと効くぐらいの径で先行掘削した後、穴にスクリュー杭を打設していきます。元々硬い地盤では地盤が締まっているので、先行掘削を指定の掘削深度の少し手前で止めれば、引き抜き強度も十分確保できますし、ピンポイントで先行掘りをしますので、杭打ちの精度もしっかりと確保することができて、スクリュー杭を追加発注する必要もなくなり費用が軽減できます。

ユンボの場合だと、周辺の地盤を含め、掘削してスクリュー杭を埋めるような作業になるかと思います。ただ、この場合、地盤が逆に緩くなってしまうため、凝固剤などを入れないと強度が保てなくなってしまいます。

ジオプローブによる先行掘削

当社保有のボーリングマシーンであるジオプローブの打撃で先行掘削をして、スクリュー杭を打設します。

弊社は土壌調査の部署もあるため、ボーリングマシーンを所有しており、ボーリング掘削による調査もおこなっています。その知識や技術を活かし、ボーリングマシーンをスクリュー杭が打設できるように改良しております。そのため固い地盤でも先行掘削や杭の打設が可能なのです。

ジオプローブは打撃による先行掘削が可能で、最大傾斜角25°くらいまでの現場で施工可能です(※現場の地盤の状態にもよります)。

φ86mmの直径で先行掘りをして、スクリュー杭の打設

当社では、岩盤の場合にφ86mmの直径で先行掘りをして、スクリュー杭の打設をしております。

この、φ86mmというのが絶妙な値で、例えば直径が100mmのもので先行掘りをしていきますと、スクリュー杭を打ち込んでもが隙間ができてしまい、セメントで補強するなどしないと支持が得られません。φ86mmスクリュー杭の直径がφ76mmで、羽が10mm弱ですので、地中で十分引っ掛かり、杭と地盤がうまく締まった状態で支持の強度を得ることができます。

エコプローブによる先行掘削

当社保有のジオプローブでも打設できない場合があります。そのような時は、もう1つのボーリングマシーンのエコプローブという機械を使って先行掘削を行い、その後にスクリュー杭を打設していきます。

このエコプローブという機械ですが、オーガー(回転)+バイブレーション(振動)で掘削していきます。機械本体とケーシング(掘削時に穴に一緒にさし込んで、穴内部の土壁が崩れないように保護するパイプ状のもの)が一体であり、正確にまっすぐ掘削します。なので、かなり固い地盤などでも対応して打設することが可能です。

硬い地盤におけるスクリュー杭打設のボーリングマシーン使用事例(その1)

地盤が非常に硬いため、スクリュー杭の打設が困難ではないか?と言われた案件がございました。その地盤の硬さですが、ブルドーザーのリッパーで削らないといけない硬さでした。ちなみにリッパーとはブルドーザーの後部に付いているカギ爪状の部分です。

その現場では、エコプローブで直径86mmのケーシングを用いて、先行掘削を行い、その掘削穴にスクリュー杭を打設していくことができました。1ヶ所あたり所定深度まで10分くらいかかりましたが、指定深度までいけば当然ケーシングの中に土が入りますので、掘削穴から取り出した時に、次の掘削ポイントの為に土を取り出します。この時、バイブレーション機能が非常に役に立ちます。

エコプローブは、当社がボーリング作業もやっているので、協力会社を含めノウハウがあるという点と、機材が揃えられることが大きな利点です。こちらの現場では、通常ならば直径100mm程度の穴をアイオンなどで空け、スクリュー杭を中に入れて、その後にセメントミルクを入れるという工程を組むと思われます。これらは工程にかかる時間的にも、費用負担的にも大変になります。

硬い地盤におけるスクリュー杭打設のボーリングマシーン使用事例(その2)

N値が30以上の現場で、コンクリート基礎にすると費用が上がってしまうので、太陽光発電そのものを断念しようかと悩んでいる」という問い合わせ相談がありました。いただいたSS試験結果によると、確かに表層から高いN値の数値がでていました。

しかしながら、念のため確認しておきたいこともあり、実際に試験をしてみることになりました。エコプローブで掘削すると、表層から50cmくらいで、硬い地盤の層を貫くことができました。アタッチメントを切り替えて、実際にスクリュー杭を打設してみると、問題なく打設できました。問い合わせいただいたお客様からも大変喜ばれました。その後の引き抜き試験も満足のいく数値結果がでて、スクリュー杭打設を実施することができました。

よく、先に穴を掘ったら杭打ちした時に緩くなるかもしれないと思う方もいるかもしれませんが、ケーシングの径も66mm~250mmなど、種類もあります。その現場にあった、ケーシングの経を選択して、スクリュー杭でも支持が得られるようにすれば、経費も大幅に削減できるのです。ちなみに、この現場で使用したスクリュー杭の径は、76mmで、ケーシングの径は、86mmです。

その他、地中の硬い基礎への杭打設事例

ボーリングマシンを用いたスクリュー杭打設ではないのですが、次のような打設場所が硬い現場でのスクリュー杭打設がありました。

スクリュー杭が打設できず、その補修に赴いたのですが、元々マンションがあった場所らしく、地中にコンクリート基礎がしっかりありました。さすがにこれでは打設できません。

ですので、アンカーを打ち、フランジを取付け、鋼管をレベルの高さに切って、再び上にフランジを取り付けました。するとスクリュー杭をしっかリ取り付けることができました。地中には、色々な障害物がありますので、その障害物、そして現場に合わせた施工対応を行うように努めています。

太陽光発電に関することなら様々なご協力をさせていただきますが、スクリュー杭打設前の引き抜き試験等、特に基礎のことに関してはご安心いただけるよう努めております。 地盤が硬くて、困っている時は、是非弊社ジオリゾームまでお問いわせして頂きたいと思います。
少しでもご興味があるかたは、お気軽にこちらまでご相談ください
全国対応いたします。

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