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傾斜地での太陽光発電の雨水処理、排水計画

傾斜地に太陽光発電施設を設置する場合、平坦な土地と異なり雨水等によって表面の土が削られていくことなどを防ぐためにも排水処理の対策が重要になります。当社の雨水処理方法をご紹介いたします。

傾斜地での太陽光発電施設の雨水(排水)処理の重要性

傾斜地にある太陽光発電施設の場合、林などを切り崩などして大掛かりな開発施工をした場合が多いと思います。雨水は高地から低地の方に流れていきますので、傾斜地を下り、水の筋をつくって下に流れていきます。ひどくなるとU字溝ほどの水路ができるほどです。

また雨水はパネルと架台をつたって集中して軒下に滴り落ちていくので、その部分が深く削り取られてしまいます。森林があった時は、木や草が生えていたので雨(水)を吸収してくれる上、根がしっかりと張って土壌を支えてくれましたが、施工工事によってそれら草木が無くなってしまい雨水による土壌の浸食被害が発生してしまいます。

この浸食がすすみ土壌がどんどん削られていくと、

  1. 発電施設を設置している現場周辺の住宅地や道路に泥水が流れ込んだり土砂が堆積して、近隣住民の間に苦情と不安が高まりトラブルの原因になります。
  2. スクリュー杭基礎がむき出しになっていき、最悪の場合、架台やパネルを巻き込んで、 土砂崩れなどの災害が起こる危険性があります。

過去にも猛烈な豪雨によって防止しきれずに近隣に被害が出てしまった例もあります。太陽光発電事業は長期にわたる事業です。このような事態をなんとしても防ぐために、初期投資を惜しまずに事前にしっかりと計画して対策を施さなければなりません。
当社でも奮闘して雨水対策を講じています。主に次のような対策方法があります。

雨水処理、対策方法

土嚢(どのう)や石材で土壌の浸食を防ぐ

土嚢を積み重ねておくことで、雨水による土壌の浸食を防ぎます。
雨水による浸食の被害はメガソーラーなどでも多数見受けられているので、削られている部分に土嚢を設置してそれ以上の浸食の被害を防ぐようにしています。

土嚢の他に石材を積んで防ぐ方法もあります。また、土嚢の中には袋に種子と肥料が付着してある植生土嚢というものもあり、植物の発芽と生育によって緑化を促すものもあります(後述)。

防草シートで覆う

雑草が繁茂することを防ぐ防草シートで発電施設のある傾斜地を全面覆うやり方です。

こうすることで、シートを伝って雨水が流れるようになります。傾斜地が削られることも激減し、基礎の根本が、むき出しになることを防げます。低圧案件程度の大きさならおすすめです。

防草シートは薄いものでは破れやすいので、ある程度頑丈な高品質のシートがいいでしょう。安価で耐久性が低いシートを何度も貼り替えるよりも、多少値がはっても長期的に品質を保ち続けていけるものをおすすめいたします。

グランドカバープランツ・植生シートを敷く

雨水を吸収し土壌に根をはって支える植物を除去して、保水力を失ったにより土壌の浸食や土砂崩れの原因となるのなら、別の植物を使う事によって被害を防いでいく方法です。芝生などの種子を蒔く、あるいは植生シートを敷いて、数カ月発育させていき植物を繁茂させます。

他にも袋に植生の機能をもたせた植生土嚢というものを法面に設置していく方法もあります。初期費用と植物が十分に発育するまでの管理が必要になります。また、太陽光パネルに影がかからない植物、現場の環境に合って植生できる植物を考えて選択していきましょう。

雨樋で雨水を受ける

太陽光パネルに落ちた雨水の多くは架台を伝っていき軒下まで落ちていき、集中して地面を削り土壌侵食やパネル基礎部分をむき出しにさせます。
そこで、パネルの下に雨樋を設置することによって地面の侵食を防いでいきます。

パネルに落ちた雨水は軒下の雨樋を通して貯水槽や排水溝などに流していく方法です。雨がどのように流れていくか等を研究しておくことや、発電設備の規模によっては大量の雨樋が必要になってきます。

これら以外にも、雨水処理方法として、高速道路などによくある配管を埋める方法もございます。色々試してみて、土質にあった、現場にあった方法で取り組んで参りたいと思います。

傾斜地の太陽光発電の設置だけでなく、当社では雑草対策・雨水処理など、稼働後のアフターケアとメンテナンスもお手伝いさせていただいております。
何かお困りごとがございましたら、いつでもお問い合わせください。

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