こんにちは。
山口です。
先日、南あわじ市の方で引き抜き試験を行ってきました。
基礎に関してはかなりシビアな基準を設けており、
実際にスクリュー杭が耐えうるのかを試験してほしいとのこと。
それまではコンクリート基礎でしか施工してこなかったので、
スクリュー杭を試してみたいが、不安が残る。
といった問い合わせをいただいたのがスタートでした。
地盤が硬く、施工のクオリティも向上させたいとのことで、
最初から穿孔掘削を行う前提での引き抜き試験を行いました。
66φのボーリングを行い、その掘削穴にスクリュー杭を打設しました。
今回は1600mm杭を使用し、GLから300mm出しでした。(根入れは1300mm)
スクリュー杭にクレーンスケール(はかり)を取り付け、
基準となる強度まで重機で引っ張り上げます。
今回は、2.1t以上の強度がほしいとのことでしたので、
正直若干不安だったのですが、しっかりと耐えてくれました!
だいたい1tぐらいまでしか測定したことがありませんでしたが、
2t以上の力で引っ張り上げてもびくともしないスクリュー杭をみて、
改めてすごい基礎工法なのだなと実感しました。
今回は横方向への試験もしてほしいとのことでした。
270㎏の力で引っ張って、8mm以上杭が動かなければいいとのこと。
結果、2mmほどしか動かなかったので、無事基準クリアです!
地盤や根入れ具合によって強度は変わってくるのですが、
試験を行うことでどれくらいの根入れ長にするかなどを検討し、
強度を確保していけば、コンクリート基礎よりも安価で、
20年後の産廃問題もありません。むしろ鉄なので売れます。
最近、引き抜き試験をご依頼いただくことも多く、
また硬い地盤での施工も多数ありますので、
弊社のボーリングマシンがお役に立てる機会が増えています。
様々な重機を用意しておくことにより、現場での対応がより柔軟に行える為、
ユンボオーガーでの施工に頼りっきりなのであれば、
ぜひ一度弊社の杭打ちを見にきてください!