こんにちは。河合です。3ヶ月ぶりの更新になってしました・・。
最近は、太陽光発電の試験の問合せも増え、忙しい日々を過ごしております。
さて今回は、先日、低圧太陽光発電設置前の『事前3試験』をやってきましたので、
ご報告させて頂きます。
事前3試験とは、『(垂直)引張り試験』、『水平引張り試験』、『押込み試験』です。
以前は、(垂直)引張り試験のみが多かったのですが、
最近は、2つの試験もプラスされた事前3試験の依頼も増えてきております。
『(垂直)引張り試験』と『水平引張り試験』は、風によって、架台が上や左右に動いた時に、
耐久力があるかの試験です。
『押込み試験』は、積雪によって荷重がかかった時の耐久力の試験です。
構造計算によりますが、(垂直)引張り試験は700kg以上、押込み試験は900kg以上、
水平引張り試験は、350kg以上の数値が概ね欲しいところです。
※ちなみに画像の黒板に記している8MPaは、11.62KN力が掛かっています。
(垂直)引張り試験と水平引張り試験は、同じような試験な上、道具も簡単なのですが、
押込み試験は、道具も異なり、まだ実施している案件も少ないと思います。
ただ、特に北陸地方などの雪が降るようなエリアでは、おススメです。
今年は、福井県を初めとするエリアで、大雪が降りました。
せっかく発電している施設が、積雪の重みによって倒壊してしまったという案件も多く聞きます。
太陽光発電事業は、20年間順調に発電して、初めて収益が得られるものです。
リスク・トラブル回避のためにも、上記のような事前3試験の実施をおススメしております。