最近、というか少し前くらいから、よく耳にするお問い合わせ内容があります。
「太陽光発電の工事で杭を打とうとしたら、岩盤があって全然杭が入らない」
「もともとは田んぼだったから地盤も柔らかいと思ったのに、少し入れたところで岩に当たって杭が逸れてしまう」
「打設した杭に架台やパネルを載せたら、杭が沈んでしまった」
といったものです。
とはいえ、地面というのは表面を見ただけではほとんど何も分からないですよね。地中に何があるのか、どのような地盤なのか、どのような層でできているのか、そういったことは実際に掘ってみないと分かりません。
そこで当社が提案するのが事前試験です。
まずはサウンディング(SS)試験。この試験では地面の硬さや土質を調べます。サウンディング試験をしてみると、例えば
「表層は柔らかくても、500㎜下からは玉石が大量に出てくる」
「1500㎜のところで岩盤に当たる」
といったことが分かり、地中障害に対する対処法を提案することが可能になります。
サウンディング試験を行い、ある程度対策ができたら次は3種試験を行います。当社がおススメするのは簡易3種試験です。ざっくり言うと、地面に打設した杭の耐久力を測る試験です。
3種とは、垂直方向の張力に対する耐久力を測る「引張り試験」、垂直方向の圧力に対する耐久力を測る「押込み試験」、水平方向の張力に対する耐久力を測る「水平引張り試験」の3種を示します。
この3種試験で特に問題がなければ、杭に関する懸念や問題はほぼ払拭できるかと思います。逆にこの段階で何か問題があれば、杭の長さや種類を変えてみるなど、お客様の問題解決に最適なご提案をいたします。
さらに、この2つの試験(「サウンディング試験」と「簡易3種試験」)を一貫して当社にお任せいただければ、それぞれの現場により見合った施工方法をご提案できます。
これから太陽光発電施設の設置をお考えの方、杭打設でお困りの方はぜひ当社までご連絡ください。