こんにちは。酒井です。
大きな穴を掘ってそこに杭を建て込み、セメントなどで杭を固定するというキャストイン工法は、昨今の太陽光発電設備でもよく用いられる手法の一つです。
キャストイン工法のメリットとしては、「スクリュー杭よりも強度計算が出しやすく、不確定要素が少ない」ということが挙げられるかと思います。昔から基礎工事で採用されていたコンクリート工法なので、計算方法が確立されており、厳密な書類提出などが必要な場合にこの方法が採用されます。特に積雪地域などでは、スクリュー杭の羽部分のみでは積雪の荷重を支えきることが難しいため、積極的に採用されているようです。
しかし、このキャストイン工法は、杭に対して一回り以上大きな穴をあけなければならないため、バックホウなどで掘削すると、多大なる労力とコスト、時間もかなり費やすことになることが大きな課題となります。
掘削孔が大きくなると、それだけ転石や岩盤に当たることも多く、そうなると掘削自体も厳しくなるでしょう。
そんな時こそ、ぜひ弊社にご相談ください!
先日も兵庫県にてキャストイン用の先行掘削を行いましたが、硬い岩盤であっても綺麗に掘削できました。
キャストイン工法の工程としては、以下の流れになります。
①先行掘削>②杭建て込み、仮固定>③モルタル充填、仮固定解除
より詳しい内容については以下のブログ記事で紹介しています。
♦ブログ記事:需要が高まる太陽光発電施設建設でのキャストイン工法!ボーリング、パーカッションドリル、ダウンザー、なんでもご相談ください!
⇑現場はゴルフ場。めちゃくちゃ広くて、移動が大変でした(笑)
そして、今回使用する掘削機のダウンザーホールハンマーです。掘削ツールもなかなかの迫力ですよね。(掘削径は250㎜でした。)
これをコンプレッサーから送られる空気で地盤を打撃で砕き、先端の穴から空気を勢いよく出して、砕石を地表へ吹き飛ばしていきます。
この大きさでもガンガン掘削していきますよ!
白い煙は岩盤に当たっている証拠。少しずつ岩を粉砕しながら掘り進めていきます。
動画による掘削状況です。
付近にはこんなに大きな岩がゴロゴロしていました!そりゃ硬いに決まってます(笑)
そうして出来上がったのがこちら⇓
真っ直ぐ綺麗な掘削孔ですよね!
2m近く掘っていますが、それでもまっすぐに杭が入るので、その後の施工も手間が省けます。
硬い地盤、岩などがあり掘削でお困りの方は、ぜひ一度、弊社へご相談ください!お待ちしております。
お問い合わせはコチラまで!お待ちしております。
♦関連ページ:
・硬い地盤には先行掘削が有効!
・先行掘削Q&A