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2021年

第2弾!日本全国どこへでも、その現場に見合った重機を選択して先行掘削を行います!


こんにちは。河合です。2021年1月22日にアップさせて頂きました、『日本全国どこへでも、その場所場所に見合った重機を選択して、スクリュー杭打設を行います!』に続き、今回は、地盤が硬くて、スクリュー杭が打設できなかった場合の対処方法として、先行掘削をする重機をご紹介させて頂きます。掘削方法としては、2つの工法があります。

ツールの先端からエアーを噴射しながら回転し、岩盤などを砕きながら掘削していく

この工法をダウンザーホールハンマーと呼びます。上の写真ですが、先端はイボイボになっています。エアーが抜けるように、2ヶ所孔も空いています。下の写真は、掘削後の写真ですが、エアーで岩盤や岩や石を浮き飛ばすので、カスがあちこちに飛びます。これがデメリットの1つです。重機以外にもコンプレッサーが必要になります。

筒状のツールでバイブレーションとオーガー(回転)を加えながら、土を取っていく

ボーリングの土の採取方法でもあります。1つ目のダウンザーホールハンマーとは異なり、エアーを噴射しないので、比較的に汚れも少ないのですが、岩盤など非常に硬い地盤に当たった時は、ツールの痛みも早く、掘削に時間もかかってしまいます。下の写真は、ツール内に入った土や石を金づちで叩いて取り出している所です。

この2つの内訳は以下の通りです。

1.ユンボ

ユンボによるダウンザーホールハンマーです。いわゆる0.2のユンボなので、小回りがききます。ユンボの後ろにある2tトラック車には、コンプレッサーを積んでいて、50m程度のホースで繋いでいます。手元は、ある程度の深度に行くまで、立ちを見る必要があります。

2.エコプローブ

元々はボーリングの重機ですが、ダウンザーホールハンマーを付けた重機に改良して貰いました。小型のダウンザーホールハンマーの重機は数が少ないので、貴重な存在です。また、リードがある上に、操作盤もすぐ横にあるので、実質1人で作業ができますが、ホコリが凄まじいので、マスクとゴーグルが必要になってきます。傾斜角度は、10度くらいまでで、1日当たり1.3mの掘削深度で、40~70本程度掘削することができます。

3.SP(スーパープローブ)

こちらもボーリングの重機を改良して、ダウンザーホールハンマーにしています。エコプローブの倍くらいにした重機になります。ただ、掘削本数が倍になると言う訳ではなく…重機が大きいので安定して施工できますが、傾斜角度は、8度くらいまでで、1日当たり1.3mの掘削深度で、70~80本掘削することができます。もちろん、硬い地盤への対応は、エコプローブより優れています!

4.EP10

重機が小さいので、杭の間にでもスイスイ行けます。先行掘削をしても、スクリュー杭を打設しようとした時に、中にはせっかく掘削した箇所が崩れてしまったりして、打設できない物が出てきます。そういう時に、杭の間を走れるEP10が有効です。小さい重機なので、馬力の面では落ちますが、1.3mの掘削なら、1日20~30本の先行掘削は可能です。

 

5.パーカッションドリル

大型の先行掘削機で、『パーカッションドリル』と言います。動画を見て貰った方が分かりやすいと思いますが、圧倒的な速さで掘削していきます。音も結構な高い音がします。1日の進捗本数は、1m~1.5mくらいの深度で、130本以上は打設できます。最大の弱点は、車体がデカいので、ポイントの距離によっては、ポイントを踏んでしまう事がある点です。低圧案件のような大きくない案件では不向きです。

6.ジオプローブ

被覆部除去状況

⇑被覆部除去後

筒状の物で、打撃して打ち込んでいき、障害物を採取します。ジオプローブは、杭打設もできる重機なので、1台2役のとても便利な重機です!杭打設と打撃による使い分けも30秒あれば、切り替えができるので、地中障害物に当たった時は、すぐに対応ができるのも魅力の1つです。ただ、今まで紹介してきた重機と異なる点として、ツールが重機本体とくっついていないので、筒状の物が垂直に打てず流れやすい傾向にあります。一概に”硬い!”と言っても、ボーリング重機にして見れば、大したことのない硬さだったりもしますし、地中障害物があってもジオプローブで全く問題なく対応できたりもします。適材適所での対応が必要になってきます。

7.エコ系(エコプローブ、SP、ソニックドリル)

バイブレーション(振動)とオーガー(回転)で掘削重機です。筒状のツールの中に土が入って来て、指定深度まで行ったら、引き揚げます。重機が大きくなればなるほど馬力が上がってきます。地盤を粉砕して掘削していく訳ではないので、硬い地盤があった時は、どうしても進捗が落ちてしまいますが、岩盤や石や岩がなく、硬い地盤の場合は、エコ系の重機の方が有効です。

エコプローブ

ソニックドリル

 

以上、色々な重機を用意して、先行掘削に取り組んでおります。地盤が硬くて困った時は、ジオリゾームまでお問合せ願います。


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