こんにちは。山口です。
みなさん、急傾斜地の施工、困ってませんか?
ユンボでの施工では危なそうという案件、増えてきてますよね。
経産省申請のkW数を確保しなければならず、仕方なく急傾斜地に設置。というのがあるあるのようです。
今回は、セーフティクライマー工法という施工方法をご紹介させていただきます。
簡単に言うと、ユンボをワイヤーで吊り、ウィンチで動かすというものです。
先日の施工写真をご覧ください。
ワイヤーを設置します。立木を利用することもありますが、強度が不十分な場合は2枚目のロックボルトアンカーを設置します。ユンボをワイヤーで吊っての作業となりますので、施工範囲の上部に立木またはロックボルトアンカーの設置可能スペースが必要となります。
ワイヤーを動かすウィンチです。ユンボ等でウィンチが動かないよう固定します。施工範囲の下部にウィンチを設置するスペースが必要です。
ワイヤーをセーフティクライマー工法用に改良しているユンボに接続します。重機には施工員が乗っておらず、すべてリモコンでの操作です。スクリュー杭を打設しております。
今回は地盤が硬く、スクリュー杭打設前に先行掘削も行いました。これでどんな傾斜地でも施工可能です。
以下、条件を簡単にまとめます。
- 施工範囲の上部に立木、またはロックボルトの設置が必要
- 施工範囲の下部にウィンチ設置スペースが必要
- 傾斜地のため、位置だしは長めの鉄筋などで行わないと消失してしまう
- ワイヤーが通る箇所はスペースを空けておく必要がある
この条件をクリアできれば、あとはご安心ください。急傾斜地における施工でお困りの方は是非一度、弊社ジオリゾームまでお問い合わせいただければと思います。