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2022年

太陽光発電の地盤沈下杭と沈下杭の原因


こんにちは。河合です。最近、太陽光発電設備のスクリュー杭の地盤沈下や杭沈下についての問合せが多くなっておりますので、今回は、その事についてアップさせて頂きました。地盤沈下杭や杭沈下ですが、大きく分けて2つの原因が考えられます。

  1. 地盤が柔らかい(支持層まで杭が届いていない)ため、架台やパネル、雪などの影響により、杭が沈下してしまった。
  2. 施工不良。

問合せを頂き、実際に現地に行って確認しても、どちらのパターンも結構あります。

まず、1.ですが、柔らかい地盤とは、スウェーデン式サウンディング試験(略してSWS試験)をやった際、N値が3以下になります。例えば、支持層(硬い地盤)までの距離が5mあったとします。杭は、一般的な2m杭だったとします。これでは、杭は、沈んでしまいますよね。

地盤が柔らかいと言っても、例えば支持層が地面から2mの所にあったとして、そこに2mの杭を地面から30cm出るような施工をしたとします。つまり、支持層まであと30cm足りない状況です。支持層が地面からどれくらいの距離にあるかがポイントになってきます。

後者の場合は、2.5m杭を打設すれば、沈下しなかったと思われます。つまり、支持層がどこにあるかを把握していれば、沈下を防げるものが多くあります。

一方、2.の施工不良ですが、レベル間違いにより、杭を打設し過ぎてしまい、逆回転してレベルを合わせて完工したとします。何年かしたら、杭が落ちてしまうのは、よくある話です。もちろん、土質にもよるので、逆回転したから全てが落ちると言う訳ではありません。

また、最近気になるのが、埋設配管時に掘削して、戻した時に転圧が甘く、地盤沈下してしまうという現象です。地盤沈下した箇所に埋設配管がある場合は、この原因によるものだと思います。補足として、地下水の流れによる影響から、地盤沈下もあります。

今回、ザっと説明させて頂きましたが、地盤沈下杭や沈下杭は、今後懸念されるものです。
地盤沈下杭や沈下杭でお困りの方は、ジオリゾームまでお問合せ願います。


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