こんにちは。河合です。今回は、最近ジワッと問合せが増えてきている『キャストイン工法』について、書かせて頂きました。
キャストイン工法ですが、杭の周りに根巻きを計画的に行い、杭の強度を上げる工法だと、私は考えております。
この計画的と言う言葉が重要で、よくあるのは、地盤が柔らかくて、沈んでしまったので、スクリュー杭の周りを掘って、根巻きするというものです。この場合、
- 1回目の杭の打設
- 杭の周りの掘削若しくは、杭の引抜き
- 指定深度までの掘削
- セメント打設
- 2回目の杭の打設
という5段階もの工程を組むことになります。やはり、1回目の杭打設がかなりの無駄になっており、尚且つ、抜く工程や周りを掘削する工程もやりづらく無駄が多いです。一方、計画的な『キャストイン工法』ですが、
- 指定深度までの掘削
- セメント打設
- 杭の打設
というように、3段階の工程で済みます。
この違いは?と言うと、事前調査の違いだと思っております。太陽光発電をやる現場の地盤が杭に取って適正な土地なのか?それとも、不適切な土地なのか?(例えば、地盤が柔らかいとか、硬いとか、土の流出が多いだとか。)が非常に重要です。どうやったら、杭の強度が取れるのか?は、事前の調査なしには、分からないからです。
そういう意味でも、事前調査の強度検査ははとても大切です。大きい現場ほど、事前調査をしっかりと行い、計画的な工程を組む、安全安心の太陽光発電設備を設置していけたらと思っております。
問合せは、ジオリゾームまでお願い致します。
関連ページ:
・様々な打設方法
・太陽光発電の地盤沈下対策工事